活用事例名[胸を張り商売をする]
ミツワ・ファンクラブ事務局
〒392-0012
長野県諏訪市四賀3−7
Mitsuwa−FRI
Tel: 0266-58-5488
Fax:
0266-58-5489
○ TRM
0 |
優良な物販店 |
生き返る シャッター通り 個店から |
1 |
ショップブランド |
売るものは スマートパワー ものづくり |
2 |
差別的誘引 |
チャネルも スタンプセール オリジナル |
3 |
真の生き様 |
経歴と ビジネス研究 |
4 |
人材蓄積 |
業暦と ビジネス研究 人づくり |
5 |
情報メモ |
メモかあり 客も仲間も 生きてくる |
6 |
社会貢献 |
商いで 地域社会を 活性化 |
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この事例は「 □情報取得 □再生思考 ◆生産思考 」です
○ 解説・コメント
○ メールアドレス
○ おなまえ
シャッターを閉めてる商店街は最近では普通の光景となっている。5年前の中小企業庁では、空き
店舗の動向を調べてる。空店舗になった理由と今後の利用法について、上位4位までの項目は次の
とおりである。
○ 空店舗になった理由 ○ 今後の利用法
(1)他所への移転 32% (1)条件合えば貸せたい
32%
(2)客ニーズへの対応 32% (2)条件合わなくても貸したい 12%
(3)後継者の不足 25% (3)所有者が使用予定
17%
(4)駐車場がない 11% (4)商店以外で使用
17%
シャッター商店街は採算がとれずに64%の店があきらめた立地である。今後の利用法に照らして
考察すれば、立地変化に適応の店が34%、条件が悪くても貸せたい店12%を加えた46%が、再
活を可能とした店である。従って、条件が合わなくても貸せたい12%の店は、新興商人が起業でき
る素地がある。このとき大切なことは、新興商人がシャッター商店街に根付くことが、新たな商店街
への変貌をとげるきっかけとなる。それは何故か?。元気だった頃の資産評価で貸せたい店が32
%存在するからである。このクラスの店が、なだれ現象を起こし条件が悪くても貸せると意識を変え
るかが勝負だからである。
だから、新興商人は賃借条件の有利さが魅力で出店するのではなく、変化する環境に適応して「胸
を張り商売をする」商人(あきんど)であることが大切である。
ここに新興商人のために、わたくしが、ミツワ思考法でまとめた「中小の優良な物販店の生きざま」を
紹介して参考に供したい。
<1> ショップブランド。店名のブランド化=品質安定に6年を費やした品を売る。店の鮮度保持に予約
制を採用。親切がとりえ贈答品を買われた客が礼にと先様の名産品が届く。
<2> 差別的誘引。ネット販売の開始。異業種加盟店が発行の「ベリーカード」を使用。遠方客への信
用取引でも未回収が発生しない店。お茶やお菓子でおもてなし。美味しい水。
<3> 真の生き様。店主に品格があれば客は集まる。狭く深い品揃えに郷土の特色を加える。物販は
製造・サービスを付加する。無形な価値(たぐい稀なセンス)を活用する。
<4> 人材蓄積。接客・新製品研究会で学ぶ。後継に若手を起用。商品に付加価値を加えるのには
手かずを多く入れること。自給自足経営をすることで余剰資金は人に投資する。
<5> 情報メモ。顧客動向に新しいメモを蓄積して顧客創造に活用する。世間話をセールストークに折
り込み上手な接客を心懸る。各店は毎月責任者が集まり情報を交換している。
<6> 社会貢献。客から要望の多い日曜日営業をする。エコリズムの精神を経営に活かす。伝統文化
を次世代へ継承の努力をする。郷土物産・出版・食材等地域内資金循環を高める。